井の頭公園の梅・ソニーアルファ6500

 二月二十二日(水)。昨年の忘年会以来になるが、デニーズ時代の友人Iさんと昼呑みを楽しんだ。場所はよく利用する吉祥寺の“いせや公園店”だ。
 待ち合わせ時刻が十二時だったので、ちょっと早めに出かけて、咲き出し始めた井の頭公園の梅をカメラに収めてみることにした。

 実はつい最近、ソニーα6500を手に入れた。きっかけは単純で、惚れ込んでいたα6000に、もう少々機能や性能が追加できたらなという欲求が以前からあったから。

 最も欲しかったのは、ボディ内手振れ補正機能。マウントアダプターがあればオールドNIKKORだって復活できる。次は測距点がα6000の179点から一気に475点に増強され、オートフォーカス性能がワンランクアップしたこと。しかもモニターがタッチパネル仕様となり、ファインダーを覗きながらフォーカスポイントを指で指定できるという優れもの。より行動的な機能が強化され、これからの試写が楽しみでしょうがない。

 ちょっとだけ残念だったのは、ボディの重量が285gから410gとやや重めになったこと。もっともこの差は手振れ補正機能の追加によるものだから致し方ない。サイズ的には横、縦は変わらずで、厚みだけが8.2mm増えている。
 今回の撮影はα6500+SEL55210・55-210mm F4.5-6.3 OSS。
 ※焼き鳥の写真のみHUAWEIのスマホで撮影した。

 久々に訪れたいせや公園店は、これまた久々の変化オンパレードだった。
 先ずはスタッフ。調理場、ホール共々、これまでよく見かけた顔が一人も見当たらない。いせやのイメージを根底から崩す、満面の笑顔で注文を取るおばさんや、中国人と思しきイケメン等々、よくぞこれだけの頭数を確保できたと驚くばかり。まさにスタッフ総入れ替えなのだ。一人だけこれまでのいせやらしい仏頂面の若い女の子がいたが、その他の面々はやや難のあるものの、普通にやり取りしているし、そのせいか店の雰囲気も変わってきたような気がする。

 最も大きな変化は焼き鳥の値上げだ。
 長い間焼き鳥一本八十円を維持してきたが、五年ほど前に突如九十円に上がった。そして今回メニューを見ると、どれも一本百円である。それでも安い方だが、焼き鳥四本セット三百二十円に、大徳利六百円、しめて九百二十円と、元祖センベロだっただけに、庶民の味方も時代と共に消えていくのかなと、妙にさみしい気分である。
 しかし相変わらずシュウマイはうまみたっぷりだし、看板の焼き鳥群はどれも外れなしの美味なのだ。

「木代さん、次は三月末の桜の季節に飲みましょうよ」
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