こんな休日の過ごし方

 ここ4~5年ほど、桜の季節が一段落すると、奥多摩二俣尾の愛宕神社でツツジの撮影を行っている。
 鳥居から本殿へと上がっていく急な階段の脇には色とりどりのツツジが咲き誇り、それは艶やかな眺めなのだ。例年、GWの1週前に訪れてたので、昨日20日(火)はベストタイミングになると、最近お気に入りのα6000をバッグに入れて自宅を出発した。吉野街道へ入る頃、POLOの外気温センサーは23.5℃まで上昇してきたが、湿度が低かったから、エアコンなど使わずにウィンドウを目いっぱい下げて爽やかな空気を目いっぱい楽しんだ。
 セブンイレブン青梅柚木店の真正面が愛宕神社の入口になる。

 気合を入れて鳥居へ向かうと、どうしたことか、既に盛りを過ぎているではないか。例年のタイミングだったら真っ盛りのはずだ。やはり温暖化の影響かもしれない。この冬は異常といえるほど暖かかったので、桜の開花も驚くほど早かった。恐らくツツジも同様だったのだろう。
 一通り境内を回ってみると、メインの赤いツツジは赤茶けてほぼ全滅、ピンクと白が半滅といった状況だ。こんなことはこれまでになかったからがっかりである。腕時計を見ると12時を少し回ったところだったので、とりあえず木陰のベンチを探して、途中で調達したおにぎりとお茶で昼食にした。

 目的はツツジ撮りだったから少々残念ではあったが、この陽気が何とも素晴らしい。佇んでいるだけではもったいないと、いつも持ち歩いている文庫本を取り出し、暫しの読書タイム。なんだかんだ1時間近くストーリーの世界に没入してしまった。たまにはこんな休日の過ごし方もいいのでは。

頭を抱える事態 その10

 政府の及び腰にはいささか呆れてしまう。だいたいあの「まんぼう」って一体なに?
 “まん延防止等重点措置”と聞かされた時には、とてつもなく仰々しい呼称なので、ついに新手か!と、ちょびり期待もしたが、調べればびっくりである。今回も具体的な施策は提示されず、ただひたすら市民の良心へ訴えかける“緊急事態宣言”と何ら変わらないのだ。市民の落胆は手に取るように分かるし、先の見えないコロナ禍に溜息の連発だろう。我々は少々乱暴でも具体的な解決策を欲しているのだ。
 例えばワクチン接種。憤慨するのは先進諸国の中では断トツに低い接種率。これを英国や米国並みへと持っていければ、心情的にも前向きな姿勢へと変化していくはずだ。
 特にワクチン接種で「100人当たりの接種回数:59.7」という英国は先進諸国の中でトップであり、案の定、コロナ禍は収束へ向かって劇的に改善されているという。これに対して日本は1.3と比較にもならない数値なのだ。
 この数値結果には訳がある。医師も一般市民も総じてワクチン接種に対しての危険性を感じているからだ。それは既に国民性といって憚らない。
 2013年から定期接種になった子宮頸がんのワクチン。しかし、その後副作用の可能性がマスコミで大々的に報道され、挙句の果てには『積極的勧奨の中止』となってしまう。歩けなくなった、計算ができない、痙攣するなどの症状を訴える車いすの少女たちの映像が連日マスコミから報道され、“ワクチンの副作用は恐ろしい!”がしっかりと定着してしまったのだ。ところがその後、この症状がワクチンの副作用と断定される科学的証拠は出ることがなく、子宮頸がんワクチンとの関連は否定されたのだ。それより日本では毎年1万人が子宮頸がんにかかり、約3千人が亡くなっているという事実に目を向けなければならい。
 また、2005年5月には、日本脳炎のワクチン接種後にアデムと呼ばれる重い脳炎の人がでたことで、接種が実質上見合わせになったことがあり、2006年、この問題を受けてWHOでは専門委員会が検討を行い、その結果日本脳炎は大変重大な病気でワクチン接種が必要であり、ワクチンでアデムになるという日本政府の見解は根拠がないと結論づけている。
 まずは国民全体でワクチン接種への意識改革を行わなければ問題解決は難しい。
 政府が科学的根拠を掲げ、ワクチン接種は安全であることの訴求を続けること、そして決して「0」にはならない副作用に対しては、良い意味で“大陸的おおらかさ”を持つことが肝ではなかろうか。

刈寄山・初夏へ向かって

 朝夕はまだ冷え込みが残るものの、日中は温い空気を感じることが多くなってきた。山は確実に初夏へ向かって変化の真っ最中だろう。その変化を思い浮かべれば、無性にこの目で見たくなり、馴染みの刈寄山を歩いてきた。
 4月15日(木)。朝から抜けるような青空が広がっていた。
 久々の山歩きだったが、首を傾げるくらいに体調は良く、息切れもそれほど感じることなく快調なスタートを切れた。予想通り山中は新緑のオンパレード。特に原生樹ここにありと、濃緑色の杉の樹林帯の中にあって瑞々しい緑を発していた。開花の種類はまだまだ少ないが、緑の中に見つける赤や白の可憐な花弁は心を和ませる。
 
 今回は珍しい登山者達と遭遇。北側の斜面を上っていくと、尾根の方から賑やかな話声が聞こえてきた。やがて先頭の若い男性の姿が現れると、その後ろから20数名のちびっ子たちがついてくるではないか。すれ違うところまで来ると彼らは元気がいい。次から次へと「こんにちは!」、「頑張ってください!」の声をかけられた。

 「遠足かい?」
 「いしよせ山に行ってきました」
 「そりゃ名前が違うよ。刈寄山だ」
 「ぎゃはははは」

 あとで引率の先生に聞くと、五日市の小学校6年生達で、延期延期でやっと開催できた遠足だそうだ。6年生3クラス全員の参加で、下山後も学校までは引き続き徒歩だという。この元気にはかなわない。

写真好きな中年男の独り言