今年もモッコウバラ

「肉が食べたいな」
「じゃ、武蔵関いくか」
 武蔵関とは、青梅街道沿いのステーキハウス『バッファロー』のことである。ここの目玉はなんと言ってもステーキランチ。ずばり日本人の好みに合わせて、ご飯を美味しく食べさせるステーキに仕立てているのだ。このブログで何度か紹介しているが、まったく飽くことがない味である。しかも、ステーキ、ライス、サラダ、コーヒーで1,200円は実にリーズナブル。高くてうまいは当たり前。安くておいしいから納得するしリピートもする。
 昔は飲食業界に身をおいていたので、客を長い間リピーターとして定着させることの難しさは痛いほどよくわかる。
 さて現実問題、味だけで客の心をつかめるかと問われれば、それは無理。やはりCP、つまり大きなお値打ち感を覚えさせないと、人は二度と振り向かない。次に肝心なのは接客対応。どんなにすばらしい料理でも店員のぞんざいな態度が鼻につけば、うまいもへったくれもありゃしない。そう、二度と来なくなる。


 我が家のモッコウバラが見事に咲きだした。これから毎日開花が進み、数日後には門の脇が黄一色となる。私は桜以上にモッコウバラの開花に春の訪れを感じてしまう。以前は不思議と二年に一度しか開花しなかったが、女房の手入れによって数年前から毎年盛大に開花するようになった。こんなこともあってか、とても愛しいのだ。

バッファロー

バンドやろうぜ!!

 去る四月七日(日)。知人のロックバンド【QTw30’s】のライブが豊田で行われ、その際にゲスト参加として五曲ほど絡ませていただけた。
 観衆の前でギターをかき鳴らし、マイクに向かって歌うのは実に五十年ぶりだが、ロックバンドならではの大音量はこの歳になっても劇的に気持ちを高揚させる。さらにリズムに乗ってくれば、もはや陶酔の世界へとまっしぐらで、「これだからやめられない!」とはまさにこのこと。

 会場である“スタジオB♭”はその名のとおり音楽スタジオである。劇場タイプのライブハウスではないから、客席スペースの確保はいくら工夫しても二十名から二十五名ほどがリミット。しかし、設備と音響のよさは折り紙付きで、実にクリアな音での演奏を楽しめる。PAシステムも完備され、ライブの際はスタジオのオーナーが直々にミキサーを買って出てくれ、音のバランスに不安はなかった。
 当日は二十名の観客を目の前に大いに楽しんだ。
 高校時代の友人や前職の同僚も駆けつけ、演奏が始まる前から音楽一色の話題でムードは最高潮だった。


 バンマスの柏さん、ベースのケロちゃん、ドラムのママ、そしてB♭のゲンさんには感謝々々である。

かつや 三鷹上連雀店

ロースかつ定食

 こんちくしょうなことに、なかなか右膝が治らない。イライラが募るのは、完治までもう一歩のところまできているのに、足踏み状態が続いているからだ。春になって気温が上昇してくれば、これまでのことが嘘のようにスキっと快調!と確信していたからなおさらである。それでも毎日行っているジョグ&ウォークとストレッチは確実に功を奏しているので、しっかりと続けていきたいと思っている。

「ん? ど、どーした、なんかつっかかってるぞ」
 女房の嫁入り道具である箪笥の引き出しが壊れた。もっとも四十年近く使っているので、むしろ耐久性は高かったと言える。しかも底板の一部が割れて外れただけなので、木工ボンドと細い釘が五~六本もあれば十分に修復できそうだ。
「今日はパート休みだろ? あとでコーナン行こうよ」
「じゃお昼は“かつや”だね」


 女房はかつやのファンだ。理由はコスパのよさ。これは頷ける。ロースかつ定食が792円(税込)とは泣かせる価格。かつは120gなので肉厚とは言い難いが、そこそこの風味と食感は楽しめる。ご飯も普通盛りでしっかりとした量があるし、豚汁も及第点レベル。それとテーブルに備え付けの割干大根漬がこれまたGoo。
 外食産業の人手不足は今や深刻な社会問題となっているが、ここは安泰のようだ。しっかりとした人員配置ができていて、皆てきぱきと動いている。こんなところが好況の要因なのだろう。