人生の黄昏・週4日勤務

2019年10月31日付で有限会社フィールドジャパンを退職、翌日11月1日付で株式会社モト・ギャルソンへ再雇用となり、基本週4日勤務の嘱託社員としての生活が始まった。
給料はド~ンと落ちたが、定休日を含めて週3日間の休みがあるので、これまでの生活サイクルを大幅に変えられるチャンスを得られたわけだ。但、手取りは今月から下がってしまう一方、年金の支給は来年の2月からなので、この3カ月は節約に徹して新しい人生のプランニングでも練り進めようかと思っている。

長い間、週5日若しくは週6日でガッツリと仕事をしてきたところに、突如として週4日勤務となった違和感は想像以上に大きかった。自らが作り出す疎外感とでもいうのか、他のスタッフ達とは異なる立ち位置を意識してしまい、どうにも尻の収まりが悪い。しかし落ち着いて考えてみれば、夢のような新生活を作り上げる二度とないチャンスなのだ。
休みが増えても収入は減るという現実は些か切ないが、自由時間が増えることは文句なしに嬉しいもの。絶えず懐の塩梅を気にしながらの活動だって、楽しいことに変わりはない。
先日、読売新聞を開くと、コメディアンの萩本欽一さんの手記を見つけ、読んでみると頷けることが多々書かれていた。
欽ちゃん曰く、<年寄りこそ挑戦しよう!>なのだ。
彼は73歳で大学へ入学すると、若い学生達と共に勉学に勤しんだ。ところが老化した脳は人の名前が覚え辛くなっていき、忘れてしまうこともあった。だったらその分、新しいことを覚えていけば良いのではと考えたという。
以下は抜粋である。

<英語もドイツ語も、学んだ仏教も、何回読んでも覚えられない。だからインチキな読み方でギャグにしたりしてどうにか覚えた。すると、どんどん頭の回転と記憶力が良くなった。脳は働かせばちゃんと働くし、若返るって実感した。やることがないなんて言ったら老け込んじゃう。なんでもいいから興味のあることに飛び込んでみよう。ぼくは「老人」や「高齢者」じゃなく、「年寄り」と呼ばれたい。年が寄ってきても、いつも新しい挑戦をしていれば、ひょいっとよけられると思う>


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