SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM

気がつくのにだいぶ時を要してしまったが、この歳になってはっきりと見えてきたことがある。
生き方というか、心構えというか、極々基本的なことなのだが、、、
先ず、どんな場合でも決して飾らず肩ひじ張らず、自分らしく振舞うこと。空気なんか読めなくてもいい、むしろ読まない方がいい。思うがままに行動し主張すれば、良いにつけ悪いにつけ、周囲も本当の私を分かってくれるはずだから。
やりたくないことは極力やらない。嫌々やってストレスを溜めるくらいなら、潔く“No,Thank You”。
それと、やろうかやるまいかと悩んだら、とにかくやることを選ぶ。何故なら、前期高齢者となった今、この先コンディション万全で動き回れる月日は限られているからだ。後で後悔しないよう、やりたいことには可能な限り手を付ける。


長らく愛用してきた常用ズームレンズの【AF-S Nikkor 24-120mm 3.5-5.6G VR】。解像度不足がややネックとなってはいたが、軽量コンパクトを生かせば、初めての土地での撮影やスナップ等々で十分な威力を発揮してきた。ところがあることを境に、もう一歩上を行くクオリティーが欲しいなと常々感じるようになったのだ。
あることとはフルサイズ機D600の入手である。それまでのメイン機であったD100やD2Hとの相性は非常に良く、正直不満は殆どなかった。尤も、1000万画素に遠く及ばないイメージセンサーで、且つレンズ中央の美味しいところだけを使うのだから、確かに文句は出よう筈もない。しかしD600の2426万画素フルサイズセンサーで捉えようとすると、どうしても年式的な粗が露見してしまう。こうなるとD600の性能をフルに生かせるレンズが欲しくなるのは人情。だいぶ前から現行のAF-S Nikkorの24-120mm 4G VRを導入しようかと下調べを行っていた。
ところがデジイチを始めたころからSIGMA好きだった私は、同時にSIGMAの【24-105mm F4 DG OS HSM Art】にも着目。どちらにしようかかなり迷ったのだが、昨今のSIGMAの勢いと、一度は使ってみたかったArtブランドということもあり、メインレンズをNikkorからSIGMAへのスイッチを決断、中古だが早速程度のいいものを手に入れたのだ。
試し撮りはいつも通りに井の頭公園で行った。


・先ずは自宅の庭に生える草


・コントラストが強い場面だが、明暗どこもしっかり描写できている


・アメンボ及び水面もしっかり出ている


・太い幹に出ている小さな葉や苔がクリア

しかしこのArt、慣れてないせいもあるが、Nikkorと較べるととにかく大きくて重たい。D600との重量バランスはお世辞にも良いとは言えず、構える際にはしっかりと左手でレンズをホールドする必要がある。スナップなどで気軽に持ち出すレンズではなさそうだ。但、下馬評どおりの解像度は満足できるもので、腰を据えての風景撮影が今から楽しみである。
Artのフィルターサイズは82mm。このサイズはこれまで使ったことがないので、フィルター関係は全て買い足さなくてはならない。ところがここまで大きくなると、どれも結構な値段なのだ。因みにこれまでのNikkorは72mmなので使いまわしはできない。しかし最低でも、保護、PL、ND、アダプターリングは欲しいところなので、引き続き財布との相談が続きそうだ。


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