今年こそは絵を描こう!と一旦は心に誓ったものの、気が付けば年末を迎えてしまった昨年。
これを大いに反省し、先ずは始めることが肝心と考え、先週の休日にボールペンを使い、傍にあった“手袋”をとりあえずスケッチしてみた。
小学生の頃は漫画が好きで、教科書の余白に“伊賀の影丸”や“8マン”を描きまくり、それを担任に見つかり大いに怒られたものだ。そんなことがあって、漫画の腕は人並み以上だと自負していたが、どうもスケッチは違った技法と見方が必要なようで、描き上がった手袋の絵はとてもじゃないが人様に見せられるものではなかった。
情けなさと悔しさをぐっと呑み込み、再度じっくりと観察し直して、良くなかったと思う部分を意識しながら、もう一度トライしてみた。
今度は少々時間を掛けて慎重に形をなぞっていったが、やはり思うようにペンが進まず、意図としているスケッチにはまるで近付けない。やはり絵画の基本をある程度分かっていないと、作画の手順を見いだすことができず、これでは何度やっても右往左往するだけだろうと、一端中断して打開策を講じることにした。
但、今更絵画スクールへ通うのも現実的ではないので、こんな時の助け船“動画サイトYouTube”からめぼしい手本をいくつか見つけ出しては、それを繰り返し見てノウハウを蓄積しようと考えたのだ。
最初の計画では、鉛筆でデッサンし、それに水彩絵の具で色付けをするというものだったが、画材選びの段階で既にちんぷんかんぷんとなってしまい、それだったら仕事やプライベートで普段から頻繁に使っているデジタルソフトで描く方が、自分なりに工夫できるし、道具を揃える手間と費用も省けると考え、早速手持ちの描画ソフト“Photoshop”と“Illustrator”でトライすることにしたのだ。