腸内環境と乳酸菌

項目基準値単位今回判定前回
脂質代謝総コレステロール140~199mg/dl218B231
HDLコレステロール40~119mg/dl7966
LDLコレステロール60~119mg/dl121127
中性脂肪30~149mg/dl100174
糖代謝空腹時血糖60~99mg/dl101B100

上記表は先月11月6日(金)行った健康診断での要注意項目である。
毎度のことながら総コレステロール値と血糖値がやや高めなのが悩ましいが、毎日16kmの自転車通勤や、たまの山歩きなどを行っていてもこの数値だけは中々動かない。但、前回比で善玉コレステロールが13ポイント、そして悪玉コレステロールが6ポイント改善されているのは嬉しくなるところだ。
最近の情報によると、総コレステロールの数値だけで動脈硬化などを計るのは難しいらしく、それよりも善玉・HDLコレステロールと悪玉・LDLコレステロールの比率が重要な鍵を握っているようだ。
この比率、計算は簡単で、【悪玉値÷善玉値=1.5以下】なら問題なし、2.0以上になると動脈硬化が疑わしく、2.5以上では既に血栓ができている可能性があり、いつ病気が発症してもおかしくない状態らしい。
仮に悪玉が多くても、それに対する善玉も多ければ問題なしと言うことだ。
悪玉のLDLコレステロールと善玉のHDLコレステロールの対比から、これを【LH比】と呼ぶ。
私の場合、<LDL:121÷HDL:79=1.53>となるので、なんとかぎりぎりセーフの形を取っているが、昨年の値を見てみると、<LDL:127÷HDL:66=1.92>となり、悪い状況を示している。
因みに9年前の診断結果は2.05を示し、その翌年が2.04とアラームが常態化していたことが窺える。その時に行った頸動脈のエコー検査でも【両側頸動脈粥状硬化症】を診断され、悲しいかな既に動脈硬化が進行し始めていたのだ。しかし総コレステロール値や中性脂肪は常に正常範囲にあった為、これに対しての対策は行わなかった。当時にLH比という概念があれば、この診断の結果から何らかの治療は行われていただろう。
ところで、9年前から絶えず2.0前後を維持してきたLH比なのに、ここへきてなぜ正常値近くまで下がったのか?!
自転車通勤は10年前から続けているし、食生活にも変化はない。
しかしひとつだけ変ったことがある。それは、ちょうど1年前から始めたカルピス・アレルケアの摂取だ。
今回の結果だけでは判断できないが、腸内環境が向上すればHDLコレステロールが増えていくのは以前から知られていることなので、あながちフロックとも言い難い。
【撃破!鼻過敏症】を目的に始めた乳酸菌摂取。これがコレステロール改善にも好影響するとなると、正に一石二鳥であり、更に発酵食品の積極的な摂取を進めていけば、不動の結果が得られるのではないだろうか。
今から来年の健康診断が楽しみである。

追申
胃のポリープに対して乳酸菌は無力。
2年連続の再検査決定。

ウッドストック・小金井公園

ウッドストック

「イカメンチ食べに行かない?」
「網代だぜ、遠いよ」
「じゃ、ウッドストックは?」
「うん、いいよ、そこ行こう」

ランチは簡単に決まった。
女房と休日が合うとこんな感じで出かけることが多い。
ウッドストックは五日市街道沿いにある老舗のハンバーク&ステーキ屋だ。ここのシェフは以前TVチャンピオンでステーキ職人の初代チャンピオンになったことがあるらしく、どこかでその情報をかぎつけた女房が、どんな味なのか食べてみたい!と前々からリクエストしていたのだ。
私はかなり以前に職場の仲間と一度だけ行ってみたことがあるが、特にインパクトらしきもは感じなかったので、それ以降この店を意識することはなかった。

「食事のあと、小金井公園はどうかしら」
「行くの?」
「うん」
「それじゃカメラもってくか」

こんな時、V2は重宝する。小型だからさっとウエストバックの中に収まり、コンデジでは難しい本格的な撮影も楽しめる。この魅力を知ったらD100やD2Hの出番はなかなかやってこない。

自宅からウッドストックまでは車で10分ほどだ。ピロティーの駐車場は恐ろしく狭いので、五日市街道沿いにある第二駐車場へ車を停めた。
小さなドアを開けて急な階段を上がる。人気店なのでランチピークをずらして来てみたが、なんと客席は満杯状態である。

「何名様でしょうか?」
「二人です」
「少々お待ちいただけますか」

何ともすごい活気だ。キッチンがオープンなので肉を焼くいい音が盛大に放たれている。何処かしらからうまそうな香りが漂ってきて、空きっ腹が反応してしまった。
恐らく内装は十数年前に来た時と殆ど変わってないと思う。テーブル、椅子、そしてレジカウンターも昔のままだろう。

「おまたせしました」

案内されたテーブルは窓際の4名席だった。

「窓際の一等席だよ!」

ここなら五日市街道の紅葉を見ながら食事ができる。
ランチメニューを手渡され、さっそく開いてみた。日替わりメニューからステーキセットまで意外と種類は多い。一瞬迷ってしまったが、ここの看板は何といってもハンバーグなので、二人とも迷わず“ジャンボハンバーグ170g”を注文。すると間もなくスープが運ばれてきた。このランチセットにはスープとドリンクが付いているのだ。
10分ほどすると、お待ちかねのジュージューと音を発する鉄板が目の前に置かれた。
ウェイターがそれぞれに焼き方を問うと、慣れた手つきで樽型のハンバーグを縦にカットし、切り口を鉄板に押し付けた。この辺の流れは富士の“さわやか”と同じである。
因みに私は“ミディアム”、女房は“ウェルダン”だ。

「ソースをかけます、気を付けてください」

ジュワ====!
広げたナプキンに油と肉汁が飛び散る。その様子をV2で捉えようとしていたので、たちまちレンズが汚れていく。
女房はおろしソース、私はガーリックソース、実にいい香りだ。

「いただきま~す♪」

ソースが薄味なので、肉の味が分かりやすい。旨みは充分感じられ、170gはあっと言う間に腑に落ちた。
確かに人気店の看板メニューだけあって外れのない一品と言えるが、個性は少々乏しく、ランチセット1,390円はそれ相応の値段と言えよう。これに対して、富士市の“さわやかハンバーグ”の歯ごたえある粗挽き肉は、なぜか脳裏について離れない。

「美味しい!」

女房がデザートに注文したレアチーズケーキ。これが意外だった。
甘いものは好物なので、チーズケーキもこれまで色々食してきたが、トータルで満足を感じたのは初めてである。あくまでも主観だが、そもそもここはハンバーグ屋である。
料理に対するオーナーの心遣いに感服だ。
最後に印象度が急上昇したウッドストックを後にして、小金井公園へと場所を移した。

「今日は暖かいね」
「風がないからね」

静かな公園だった。サイクリングロードを横切り、紅葉樹がある一角へ足を踏み入れると、落ち葉を踏みしめる音だけが支配する別空間が待っていた。紅葉のピークは過ぎていたが、寧ろ冬枯れの雰囲気が気分を落ち着かせ、散策の楽しさは膨らんだ。
公園というところは、時間帯や曜日、そして季節の移り変わりによって様々な顔を見せてくれるようだ。今日の小金井公園からは、一時のリラックスをいただいた。

女房がスマホを使って写真撮影に熱中している。
私も江戸東京たてもの園を囲む堀の周辺で、小一時間ほどじっくりとV2を使ってみた。
小気味の良いシャッターテイストはリズミカルな撮影を可能にし、集中力は瞬時に上がっていく。

「そろそろ戻らない?!」
「あっ、そうだね」
「次の休みに、また自転車で来ればいいじゃない」

よし、帰ったらロックの散歩だ。

撃破!鼻過敏症・最後のあがき

オリゴ糖

師走になるとさすがに寒さが増してくる。特に朝夕の底冷えは、ちょっと前までは感じられなかったもので、早い夕暮れと共に本格的な冬がすぐそこまできていることを実感できる。
燗酒と熱々の鍋が恋しくなるのももうすぐだろう。
そしてこんな季節の到来は、悩みの種である鼻炎の悪化の始まりでもある。冷たく乾いた空気が鼻腔を通れば、途端にムズムズが起きて涙目になり、次にはくしゃみの連発と大量の鼻水に見舞われる。
それでも昨年からトライしている乳酸菌摂取のおかげか、症状は最悪の頃と較べて確かに軽減はできているが、そのレベルは決して満足できるものではなく、あともう一歩改善できないものかと日々考えを巡らせている。
そんな折、“腸内環境”をググっていたらオリゴ糖という優れものに出会し、これは最後のチャンスに成りうると閃いた。オリゴ糖は善玉菌を増やして腸内環境を整える作用があるからだ。
そして今以上に腸内環境が良くなれば、当然アレルケアL-92乳酸菌の働きも今以上にパワフルになる筈である。
こう考えれば居ても立ってもいられない。早速近所のいなげやで液体状のオリゴ糖“オリゴのおかげ”を購入、一日ティースプーン2杯生活の始まりとなったのだ。

手始めに朝夕必ず飲むホットミルクの甘味として使ってみた。
しかしこのオリゴ糖、上白糖と較べると糖度が低くて味もイマイチ。おまけに熱を加えすぎると効能が落ちるらしく、考えていた以上に使い勝手が良くない。蜂蜜の代わりにトーストへ塗りつけてもみたが、人工甘味料のような甘みが口に残っていただけない。
しかし摂取しなければ一歩を踏み出せないので、取りあえずホットミルクだけで様子をみることにした。

13年間続いている朝のロックの散歩は、私の役目であり、また楽しみでもある。
季節を感じながらの町内散策は、様々な発見もあってなかなか楽しいものだ。但、冬場はキリリとした早朝の冷気が鼻のムズムズを呼び、多めのティッシュ持参は欠かせない。酷いときは15分間ほどの散歩中、5~6回も立ち止まって鼻をかむことがあるからだ。
ところがオリゴ糖を摂取して半月ほどした頃だったと思う。
いつもどおりにロックを連れ出すと、外の空気は結構な冷たさ。しかしムズムズは来なく、結局一度も鼻をかむことなく回ってこられたのだ。
そんなことは以前にもあったから、今日はたまたま調子が良いのだろうとも思ったが、あくる日も、そのあくる日もこれが続いた。
日々早朝の気温が低くなっていくのに、これはまさに反比例といえる現象である。
おまけに鼻腔の違和感も、若干だが緩和しているような気がして嬉しくなった。
これまでムズムズが酷いときは、鼻腔内のちょうど鼻骨の入口付近が非常に敏感になり、鼻先に触れただけでも反応してくしゃみの連発が起きていたが、ここ数日間そんな症状は一度もない。
オリゴ糖の摂取期間がまだ短いので結論めいたことは言えないが、先ほども述べたように症状は季節の進行に対して反比例現象を起こしているので、少なからずの期待感はある。
諦め始めていた【撃破!鼻過敏症】。
しかしここへきて光明が差してきたようだ。