ここ4~5年ほど、桜の季節が一段落すると、奥多摩二俣尾の愛宕神社でツツジの撮影を行っている。
鳥居から本殿へと上がっていく急な階段の脇には色とりどりのツツジが咲き誇り、それは艶やかな眺めなのだ。例年、GWの1週前に訪れてたので、昨日20日(火)はベストタイミングになると、最近お気に入りのα6000をバッグに入れて自宅を出発した。吉野街道へ入る頃、POLOの外気温センサーは23.5℃まで上昇してきたが、湿度が低かったから、エアコンなど使わずにウィンドウを目いっぱい下げて爽やかな空気を目いっぱい楽しんだ。
セブンイレブン青梅柚木店の真正面が愛宕神社の入口になる。
気合を入れて鳥居へ向かうと、どうしたことか、既に盛りを過ぎているではないか。例年のタイミングだったら真っ盛りのはずだ。やはり温暖化の影響かもしれない。この冬は異常といえるほど暖かかったので、桜の開花も驚くほど早かった。恐らくツツジも同様だったのだろう。
一通り境内を回ってみると、メインの赤いツツジは赤茶けてほぼ全滅、ピンクと白が半滅といった状況だ。こんなことはこれまでになかったからがっかりである。腕時計を見ると12時を少し回ったところだったので、とりあえず木陰のベンチを探して、途中で調達したおにぎりとお茶で昼食にした。
目的はツツジ撮りだったから少々残念ではあったが、この陽気が何とも素晴らしい。佇んでいるだけではもったいないと、いつも持ち歩いている文庫本を取り出し、暫しの読書タイム。なんだかんだ1時間近くストーリーの世界に没入してしまった。たまにはこんな休日の過ごし方もいいのでは。