年末の撮影旅行中、突然調子の悪くなったニコンD100。
ロートルモデルと言えども長く使ってきた愛機だけに、多少なりともショックは隠せない。
これまでトラブルらしきトラブルは一度も出たことがないから尚更の話である。
症状の流れとしては、
1)Sモードなのにピントマークが出ずシャッターが降りなくなった。
2)試しにCモードへ切り替えると普通にシャッターが降りた。
3)再度Sモードへ戻しシャッター半押しをすると、オートフォーカスが生き返りシャッターも降りた。
4)しかし、直ったと思った次の瞬間、今度はErr表示が出た。
5) 何気にシャッターを押したら、やや鈍い音がして、直って?しまった。
と、こんな感じである。
よってニコン新宿SCへ持ち込む前に、一度しっかりとバッテリーをフル充電させた上で、再度作動確認を行なってみることにした。
装着レンズとの相性も考えられたので、先ずはSIGMA17-70㎜を装着。5~6枚撮ってみたが何ら問題なし。続いてトラブル発生時に装着していたNikkor18-200㎜に付け替えたが、全く快調そのもの。旅行から戻って7回、延50枚を撮っても普通に使えるのだ。だとしたらあの症状は一体何だったのか。
カメラも機械。やはり使っていないと調子が悪くなるのか。
ところでこのD100。有効画素数610万画素と今では心細いレベルのスペックだが、web上への掲載だったら何ら問題はなく、寧ろ自然で神経質過ぎない画は最先端機種がはき出す超高画質画像に負けていない。
4GBのCFを入れておけばRAWで400枚以上も撮れるし、レタッチ作業も中級レベルのPCでスムーズに行える。
もちろんフルサイズ・オーバー2000万画素は大いに魅力的だが、発売から10年以上も経過したモデルでも、操作の勘所と適正なデジタル現像さえ押さえておけば、びっくりするような見栄えの良い作品を生み出すことができるのだ。
シャッターが降りるかどうかの作動確認だけではつまらないので、二階の部屋の中でちょっと遊んでみた。
長時間露光では盛大なノイズに見舞われたが、このD100を駆使して様々な撮り方にトライしていた昔をふと思い出してしまった。
「ありゃ、またErrがでたぞ」
機械は自然に直らない、、、か。
次期メイン機はDX、はたまたFX。
また悶々とした日が続くのであろう。
D100のシャッター降りずで検索したら、同じ状況でした。
D100はすでにメーカー修理が終了しており、修理できない
状況となっています。修理不能であればあきらめようかと
考えております。その後などありましたら教えて頂けないでしょうか?
メッセージをいただきありがとうございます。
D100にトラブルが出た時には、修理をしようか、はたまた新しいものを手に入れようかとずいぶん悩んだものですが、前々からFXフォーマットに興味があったので、これを“良い機会”と解釈し、思い切ってD600を入手することにしました。そこで感じたことは、FXとDXの差ではなく、D100発売からちょうど10年後に発売されたD600の驚くべき撮影性能でした。
まさにデジイチの進化を目の当たりにしたという感じです。
D100の修理に関する情報をご提供できないのは申し訳ないですが、一時代進んだNikonデジイチへ目を向けるのも決して悪くないと思っています。