十七年前の松崎

 この三連休、ぐちゃぐちゃになった屋根裏部屋を整理していたら、小さな段ボールに入った数枚のDVDを発見。その中の一枚を手に取ってラベルを確認すると、なな、なんと、十七年前に開催した年末撮影会の写真データだった。
 振り返れば、雨や寒さや強風やらに苛まれた二日間だったが、意外や撮影は楽しく、これまでになく積極的に被写体を追ったことを思い出した。
 使った撮影機材もメモ帳にちゃんと記録されていた。
 ニコンD100にはシグマのレンズ18-125mm F3.5-5.6 DCを装着、それとサブ機はニコンの高級コンデジCoolPix5000だった。カメラ、機材ともに、昨今の新鋭機と比べれば大人と子供ほどの性能差があるが、そこは撮影に対する情熱で見事にカバーしている。
 2003年年頭にD100を手に入れ、無我夢中でトライ&エラーを繰り返していたころだから、ブレや露出ミス等々、多々見受けられるが、今だったら恐らくレンズは向けないであろう被写体へも、何とかうまく切り取ってやろうという積極性が見え隠れし、機材の良し悪しだけでは決して解決できない、撮影本来の醍醐味がひしひしと伝わってくる。
 因みに、この時の宿泊先は松崎の【豊崎ホテル】。人気店【民芸茶房】を食事処とする老舗旅館だ。

<参考>
・ニコンD100(発売日:2002年6月)
・シグマ18-125mm F3.5-5.6 DC(発売日:2004年7月)
・ニコンCoolPix5000(発売日:2001年12月)


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