ジリ貧傾向が止まらないバイク業界。普通のことを普通にやるだけではたちまち崖っぷちへと追い込まれる厳しい状況に変わりはなく、既存店の売上高は既に頭打ちとなって久しい。
そんな中、膨大なコストを掛けて2月7日(土)にオープンしたハーレーダビッドソン三鷹は、グループの切り札であると同時に賭でもある。それまで我が社にハーレーの歴史を刻み続けてきたハーレーダビッドソン調布並びにハーレーダビッドソン東村山を閉店し、新店・三鷹へと統合した今回の流れはまさにハーレーダビッドソン社と心中する誓いであり、覚悟を形にしたものに他ならない。
調布の看板を差替えて中古車専門店としてリニューアルオープンした“モト・ギャルソン中古車ギャラリー”。取扱の中心こそハーレーだが、ショールームには他メーカーのバイクも並べ、更には中古パーツを展示販売するという今までにないスタイルを持ち味として準備中だ。
新車も中古車も厳しい現況に置かれていることに変わりはない。但、中古車市場には僅かだが上昇気配も見られるようになり、一部の著名新車ディーラーが一層の力を持って中古車販売を押し進めていることでも頷ける。
そして肝心なことは、もしもこの波に乗り遅れたなら、後は無いということ…
情報収集とスピード感ある改革こそが鍵なのだ。