今回の旅には D2H、D600、V2と計3台のカメラを用意した。D2Hにはタムロン70-200mm、そしてD600にはNikkor24-120mmを装着し、Situationに合わせて撮影を楽しんだ。
自宅に戻ると、さっそく酒をちびちびやりながら画像のチェックを始めたのだが、そこで思いがけないことに気が付いた。
画像のレベルを普通に予測すれば、Nikkor+フルサイズが当然の如く最良の筈。ところがその組み合わせがどうも今一歩。なぜそのように感じるかといえば、驚いたことにロートル機D2Hと一応社外品のタムロンが作り出す画像が頗るきれいだからだ。特に解像感は数段上を行くもので、シャープさはこの上ない。
タムロンを入手した際、D600に装着して井の頭公園で試写した画像も概ねそのような感想を持ったので、この差はレンズの性能差によるものと判断していいだろう。一昔前だったらタムロンやSIGMAが、絶対性能でNikkorを上回るなんて誰も考えなかったことだ。