胃部内視鏡検査・にしくぼ診療所

1月23日(月)。生涯4度目となる胃部内視鏡検査を行なってきた。
実は今回、再検査ではなく最初から健康診断のメニューへと組み入れてみたのだ。
何故かと言えば、昨年の健康診断で胃のポリープを指摘された際に、

「次回からバリウム検査はキャンセルして下さい。間違いなくこのポリープは毎回写って再検査になりますよ」
「やはりそうですか」
「健康保険が利きますから、年に一度はこうして内視鏡で診ていきましょう」

と、担当医からアドバイスを受けたからだ。

健康診断を行なったところは『にしくぼ診療所』。これまで内視鏡検査や腎臓結石やらでお世話になっている武蔵野陽和会病院の“健康診断専門施設”である。
さすがに専門施設だけあって、受付から待合室に至るエリアは、天井が高く周囲は総ガラス張りで明るく、清潔感と共にリラックスできる雰囲気に溢れている。この辺は明らかに一般的な病院とは異なる演出が感じ取れ、検査への抵抗感を押さえる工夫を各所で見ることができる。

身長・体重測定、視力・聴力検査から始まり、心電図、胸部レントゲン、血液検査が終わると、最後は胃部内視鏡検査を待つのみとなった。4度目と言えどもやはり内視鏡検査前は緊張感が高まるもので、血圧測定でも145~85と高めの数値が出てきた。普段は130~80ほどだから、やはり幾ばくかのビビリは感じているのだろう。

「それではおかけになってお待ちください」

いよいよである。
間もなくすると、胃内部の泡を消す薬とアイスキャンディー状の麻酔薬を渡された。麻酔が効きだす10分~15分後には処置室へ呼ばれる筈だ。
それにしてもこのアイスキャンディー、回を重ねるごとに効き目が低下してくるように感じるが、これは慣れなのか?!
試しに人差し指を喉チンコの奥へ入れてみたが、素直におえっときた。
実に不安である。

「どうぞお入りください」

恐る恐るベッドへ腰かけると、笑顔と共に話しかけてきた先生は男性で、しかも2度目の時と同じ方である。もしも先回の女医さんだったらどうしようかと、内心は戦々恐々だったのだ。

「それでは喉に麻酔をかけますね」
「先生、できれば多めにお願いします」

キシロカインスプレーである。

「マウスピースを噛んでください」

挿入開始だ。

「大きく息を吸って2~3秒止めて、ゆっくり吐いたらまた大きく息を吸ってを繰り返しましょう」

内視鏡が喉を通過する一瞬はさすがにおえっときたが、その後は先ほどから必死に行っている深呼吸のおかげか、物理的にも気分的にもずいぶんと楽である。

「胃に入る時、ちょっと苦しいかもしれませんよ」

と言われたが、それほどでもない。時々薄目を開いてモニターへ目をやるが、素人目で見て胃の内部はきれいに感じる。

「はい、空気を入れますね~」

胃を膨れさせて観察しやすくするのだろうが、これも何も感じない。
感じるのはやはり喉周りだ。内視鏡が前後に動くとおえっが走る。但し、今回は先生のテクニックが上々なのか、その度合いは昨年のような涙ボロボロの連続にはならない。

「終了ですので抜いていきます」

ホッとする一瞬である。

「お疲れさまでした。噴門がやや緩くなているので、食道下部が少々荒れていますかね」

これは先回もその前でも指摘されている。歳として諦めるか、対策を講じるか、、、

「それと胃の上部に荒れた跡があります」

それほど重い症状を感じたことはなかったので、これにはびっくり。
胃は僅かなストレスでもダメージを受けると言われているので、もっと意識していたわってやらねば。

「一度ピロリ菌の検査をやってもいいでしょうね」

中年族の70~80%に感染しているというピロリ菌。こいつが暴れ出すと胃粘膜を荒らし、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を起こすきっかけを作ってしまうと言う。
次回の内視鏡検査結果如何では、考えていいかもしれない。
さっ、あとは検査結果を待つのみか、、、


「胃部内視鏡検査・にしくぼ診療所」への2件のフィードバック

  1. 私も1月28日に内視鏡検査をやりました。ポリープありでしたが、悪いものではないとのことでそのままです。噴門部の弁(食堂と胃を隔てる弁)が緩くなり、隙間がある。胃の内部が少々赤くなっている。かるい逆流性食堂炎がある。まったく同じですね。

    1. ほんと、全く同じですよぉ~!
      しかし、悲しいかな、噴門の緩みは加齢と共に避けられない症状らしいです。
      まっ、悪化を避ける為にも、年に一回程の内視鏡検査は必要でしょうね。
      この際、晩酌の頻度と量を考えるしかないかな、、、

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