
朝夕ではいかにも師走といった、きりっと冷たい空気を感じられるようになってきた。
早朝のリチャードの散歩でも、すでにウィンドブレーカーでは役足らず。羽織ってみればやはりダウンジャケットの温もりはありがたい。同じ時間帯でよく見かける柴犬連れのご主人も、ついにニット帽をかぶりだした。
十二月九日(火)。デニーズOBの忘年会を立川の“とり鉄”で行った。
微熱騒動以降、晩酌でのアルコール量上限を定め、さらに週二日の休肝日を励行するという、きわめて健康的な日々を送っているせいか、酔いだすのがやたらと早くなってきた。
「次は何にします?」
「焼酎、ボトルでたのんじゃおうよ。お湯割りでしょ」
てなことで、中生は一杯で終わり。すかさず店員が芋のボトルと、ポット、炭酸を運んできた。
店内はよく暖房が効いているが、なんとはなしに冬はお湯割りが欲しくなるもの。
熱くなったグラスを口元へ寄せれば、湯気の中で微かに漂う芋の香りが師走を示唆してくる。