夜間頻尿

 誰でも歳を取れば体に様々な不調が現れる。致し方ないことだが、日常生活に支障が出るようならできるかぎり改善したいのが本音。
 その中のひとつに尿問題がある。古希を迎える殆どの男性諸氏が自覚するであろう、夜間頻尿、排尿後滴下、尿道切迫感等々だ。
 私は半年ほど前から夜間頻尿が気になり始めた。これまでも一回は尿意で目覚めたものだが、それが二回になり三回になり、ひどい時には四~五回にも及ぶことがあり、排尿してもわずか一時間でまた行きたくなるという始末の悪さ。何度も起きれば睡眠不足になり、日中もボーっとすることが多くなった。しかもwebサイトで調べると、夜間頻尿は心疾患や転倒のリスクにもなりえるらしい。そして夜間頻尿の定義は、
【夜間、排尿のために1回以上起きなければならない状態】
 と、なんとも厳しい。今では当たり前になっている夜間のトイレだが、考え直さなければならないだろう。

 私は寝つきのいい方なので、夜中に起きても、排尿後のスッキリ感ですぐに寝落ちできる。しかしそれが五回ともなると、寝つきうんぬんの前にイライラが募る。精神的にきついのだ。抜本的に解決するには医師に頼るしかないが、その前にいったん冷静になって考えてみた。
“冷えるとおしっこが近くなる”
 多くの人に心当たりのある現象ではなかろうか。これをヒントに、就寝の際にはニット地のトランクス下着をつけることにした。ちなみにこれまでパジャマの下はすっぽんぽん、そう、何もつけなかった。締め付けられるようで嫌だったのだ。
 ニットの下着をつけるとお腹周りが温かくなり、違和感を覚えたほど。ところが慣れてくるとそのポカポカが深い眠りを誘うのか、最低三回は目覚めていたのが、二回で済んだのだ。これにはびっくり。夜間頻尿の原因は人それぞれと納得。翌日からニット下着は常用となって一週間がたったが、今のところ二回で留まっている。お悩みの方は是非お試しあれ。

 追記。
 生前の大坪社長は夜間頻尿に悩んでいた。泌尿器科を訪ねると、「二回までだったらそう悩むこともない」と言われたそうだ。“定義”とは異なるが、まっ、そんなものかもしれない。


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