
早いもので、完全リタイヤしてからそろそろ三年が経とうとしている。
これまで長き間、悩みや心配事など、その大半は仕事に関連するものだった。ならば退職後はさぞかし穏やかな毎日になるだろうと期待した。なるほど、確かに頭痛が起きるほどの悩みはなくなったが、この手の類が完全に消え去るわけもなく、仕事から解放された生活が日常となるに従い、これまであまり気に留めなかったことへ意識が向き始めた。それは、体調不良が及ぼす気持ちの浮き沈みである。加齢に対する不安が、仕事に代わる厄介事として浮上してきたのかもしれない。
ここのところ、疲労、思わしくない便通、頻尿、鼻のムズムズが、日々のリズムを狂わせている。
疲労に関しては、回復の鈍さが気になるところ。しかも軽度の筋トレで筋肉痛や関節痛が生じるのだ。自由気ままな撮影行脚に浸ろうという矢先だけに困ったものだ。今年に入ってまだ一度も山歩きをしていないのは、第一に花粉症の悪化だが、抜けない怠さも気持ちを押し下げる要因になっている。
行動する体力を維持するために励行しているジョギング。毎日3Km走っている事実は、大きな気持ちの支えになっているが、疲労が残った状態で走っても楽しくないし、また鍛錬にもならないような気がする。

日々何より楽しみなのは“晩酌”。野菜の煮物を肴に、きりっと冷えた日本酒を味わうひと時は、心から寛げるひと時。しかし腹の調子が悪くなれば、酒は飲めなくなる。特段腹に悪いものを食べてはないし、暴飲暴食など一切ない。なのに、月に一度ほど軟便になったり、腹のゴロゴロが止まらなくなる。さらにこの症状が旅行へ出かけた際に起これば、もう最悪。
知らない土地をカメラ片手に歩き回り、その日の締めとして、地元の飲み屋で地のものを肴に一杯やる。これ以上の目的は望んでないのに、いきなり腹の調子が悪くなれば、旅のすべては泡となる。
強靭な腹が欲しい。
ジョギングコースにツツジが鮮やかに咲き誇っている。桜からツツジへと季節は進む。