
ダイソーは楽しい店だ。足を運んだ分だけ発見がある。
ヨーカドーへ行った際には必ず立ち寄り、良品、珍品を捜し歩く。
「こんなのあるんだ~」
行くたびに出るセリフ。
安いのに品質もそれなりのレベルがあり好感が持てる。この時代、安かろう悪かろうでは通用しない。
「これでいいんじゃない」
今回は塩の容器を探しに来た。これまでは胡椒の空き瓶を利用していたが、ひと振りで出る量が少ないのと、蓋がぐらぐらになって使いづらくなったのだ。
女房が手にしているのはちょっと小さい。しかしこれ以上大きいのはないようだ。
「そんな大きいのじゃ、出すぎて血圧上がるわよ」
たく、、、それとこれとは別の話。
「ま、いいか、それで、どうせ百円だし」
不満を残しつつ今も使っているが、やはり納得はできそうもない。塩の一振り加減で料理の味は変わるのだ。
「ねっ、帰りに丸亀行かない? 今ね、“豚つけ汁うどん”って、やってるみたい」
丸亀製麺武蔵境はヨーカドーから自宅へ向う途中にある。夫婦共々大ファンだ。
駐輪場に自転車を置き、列に並ぶ。立地的にいいのかここは大繁盛店。昼時は絶えず列が店の外まで延びている。

「おいしい!」
「それ、見た目もうまそうだよ」
「このタレ、きっとパパ好みだよ」
ちょっともらって、つるっと含む。うまい。丸亀盛況のひとつの理由に、絶え間ない商品開発がある。新メニューが出ると決まって女房はそれを選ぶ。超保守派の私は“温かいぶっかけうどん+天ぷら”一途だ。
ごちそうさまでした。