
昨夜は、モト・ギャルソン時代のお客さんと“いせや”へ飲みに行き、焼き鳥、煮込み、餃子、シュウマイと、ひととおりを中生四杯で流し込んできたので、気分的にも肉気はノーサンクスである。
「たまには、くら寿司行ってみる?」
どうせこの時間帯じゃウェイティング間違いなしだと、女房は用事ついでに先に出ていった。あとから到着すると、案の定二十名以上の空席待ちで入口はごった返し。ふと渋い顔をした女房と視線が合った。
「やめてピアーズいこう」
ピアーズはチェーンのインド料理屋だが、夫婦そろって好きな店。他のインド料理屋とくらべると、日本人の舌に合わせた味づくりが好ましいし、フレンドリーな対応もリピートの理由になっている。
注文したのはいつものランチセット。女房は豆カレー、私はチキンとチーズのカレー。それほど待つことなく料理が運ばれてきた。焼き立てナンの香りが食欲を掻き立てる。辛さは“2”を選んだが、“3”でもよかったかもしれない。酷暑の季節には、自然と体が辛みを求めてくるのだ。

帰宅すると、夏のお約束、昼寝。冷房の効いた居間でタオルケットにくるまり横になると、瞬く間に夢の中。一時間ほどで目が覚めたが、いつものようにスッキリとこない。頭が重く、ちょいだるい。夏バテ? 熱中症?
「やだパパ、コロナじゃないの」
おいおいちょっとまて。
ただ、この頃疲れが抜けきれないのは事実。どこまで加齢によるものなのかが判断つかず、やや心配。それでも陽が落ちたら、体に鞭を打ってリチャードとお散歩である。