酒とのつき合い

 六月十五日・父の日。
 娘夫婦から“いいちこスペシャル”をいただいた。この焼酎は普段よく飲んでいる“下町のナポレオン25度”とはまるで異なるワンランク上の一品で、好みな酒のひとつでもある。
 若いころから酒はよく嗜み、香りや味わい、そしてほろ酔い加減を楽しんできたが、やはり古希ともなると、内臓の勢いも落ちてくるのだろう。去年あたりから微妙に酔いの回りが早くなったり、やや度の過ぎる晩酌が続いたりすると、てきめんに腸がやられるようになった。腹がゴロゴロと悲鳴を上げ、それに伴い排便回数も増えると言った有様だ。それでも三日間ほど晩酌を止めれば一旦は回復するが、弱ってきた腸がアルコールの刺激に弱くなってきたのは確か。もっとも、胃腸に関してはこのように黄色信号が点滅して、状態の変化を知らせてくれるからいいが、肝臓、腎臓、膵臓等々は、最終局面を迎えない限り自覚症状は出ないと聞く。やはりこれまでの酒量は一旦白紙に戻し、弱った内臓を窮地へと追い込まないよう、適度な飲酒量、飲酒回数を再考すべきなのだ。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です