天丼はま田・女房とランチ

武蔵野クリーンセンター

「昼飯前に自転車捨てに行こう」
「じゃ、まって、ほかにもあるから」
 昔使っていたダホンの折り畳み自転車が、五年前から庭に放置したままになっていた。そのうち直すかなんてのんきに構えていたら、いつの間にか手が付けられないほど錆びまみれ。
「ほかって、なに?」
「バギー、三輪車、それと吸わない掃除機」
 けっこうあるではないか。
 なんとかギリギリでPOLOに積み込むと、武蔵野市のクリーンセンターへ向かった。
 粗大ごみは重さで料金が決まる。
 センターへ到着し受付を済ますと地下一階へ移動。巨大な計量器へ車ごと載り、総体の重さを量ったら、次にごみを下ろしてもう一度計量。これでごみだけの重さがわかり、それに沿った料金を払って完了だ。ちなみに今回は税込みで1,000円だった。
「このままどっか食べに行こうか」
「だったら青梅街道の天丼屋は?」

 先日、ステーキハウスのバッファローへ行くときに、“天丼”のでかい看板を掲げたチェーン店らしき店に目が留まったのだ。店名は【天丼はま田】。とにかくうちの女房は天ぷらが大好き。
 十一時半を過ぎたころだが駐車場は八割がた埋まっている。店内に入ると、ゆとりあるテーブル配置に高級感を覚えた。清掃も行き届いているので第一印象は二重丸。
「それじゃ、天盛り蕎麦の冷たいのを二つ」
 オープンキッチンなので小気味よく動く調理師の姿がよく見える。
「おまたせしました」
 待ち時間は十分。
 さっそくいただくと、蕎麦はどこにでもありそうな品で可もなく不可もない。つゆはあっさり系。個人的にはもう少々コクが欲しいところ。肝心の天ぷらは上手に揚がっているが、つゆと同様、あっさりした仕上がりで、おそらく油はサラダ油系だろう。これも個人的だが、“新宿つな八”のように、ごま油で香高く揚げるほうが好みではある。
 お会計は税込み2,860円。店、対応、料理をトータルすれば、なんとか及第点をあげられそうだ。


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