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健康に気を使ったり、体を鍛えてる人はさぞかし多いことだろう。そんな人達の気持ちはよくわかる。私自身、快調な心と体を維持することは、決して大袈裟ではなく、人生を歩むうえで最も優先すべきことだと思っているからだ。ただ、活力に満ちた日々を追い求めれば、それが消滅したときの失望は大きい。求める気持ちが強すぎれば強すぎるほど、トラブルが生じた際の精神的ダメージは計り知れない。
現に張り切りすぎてトレーニングがオーバーロードになり、それによって膝や腰などを壊してしまう人は少なくない。特に私のような高齢者は要注意。若いころと違い、ある程度を越えて痛めてしまうと元には戻らず、その時点でアウトである。
今年の春ごろだが、実際、危なかった。
ジョギングが可能になると一気にテンションは上がり、少しずつだが距離を伸ばしていった。そんなある日、よくなりつつあった右膝に再び痛みが出てしまったのだ。
気持ちだけが先行し、限度以上の負担をかけていたのだろう。結局症状を鎮めるまで、二週間以上のジョギング休止が必要になった。
誰に“年寄りの冷や水”と言われても一向にかまわないが、肝に銘じるべきことは己のコンディションを掌握すること。これさえ念頭におけば、七十代でも楽しみながら体を鍛えられるのだ。