「ヨーカドーに用事があるんだけど、パパもいく?」
「ああ」
「じゃ紅虎でランチね」
「ああ」
ヨーカドーとは地元のイトーヨーカドー武蔵境店のことである。ここは何かにつけてよく利用するが、ほとんどUNIQLO、カルディ、Daisoの三店のみである。
昨今、ヨーカドーのような大店舗は売上げ不振が続いているようで、たまに行くとテナントが抜けていることがあり、なんとも寂しい気分になる。前述の三店以外は、テナント料を差し引いて果たして利益は出るのだろうかと、要らぬ心配までしてしまう。
そんな中、地下のフードコートはいつも老若男女で溢れ、他のフロアと比べると明らかに活況がある。
「じゃ、餃子定食とエビチリ定食、お願いします」
「餃子定食は少々お時間をいただきますが」
「いいですよ」
紅虎の餃子はでかくてうまい。
時間がかかると言っていたが、十分ちょっとで運ばれてきた。
「エビチリちょっとあげるから、餃子ひとつちょうだい」
手際よく小皿にエビチリを盛ると、ささっと餃子を持っていく。
さて、エビチリから箸をつけたら思わずむせそうに。意外や辛かった。しかし味は納得、なかなかいける。
二人で税込2,310円。この味だったらお値打ち感ある、、、かな?!