健康維持

基準値単位2年前の値傾向
血圧1回目収縮期129以下mmHg150136
1回目拡張期84以下mmHg9086
2回目収縮期129以下mmHg146133
2回目拡張期84以下mmHg8585
脂質代謝総コレステロール140~199mg/dl215226
HDLコレステロール40以上mg/dl7171
LDLコレステロール60~119mg/dl132132
LH比2.0以下1.861.86
眼科視力(裸眼)1.0以上0.61
1.0以上0.60.9

 上記表は、二〇二二年二月二日(水)に行った健康診断での要注意項目である。
 緊急を要する項目はないものの、相変わらず血圧は高めだし、悪玉コレステロール値も低くならない。もっとも血圧に関しては“蚤の心臓”ゆえに、病院と聞いただけで上昇してしまう傾向があるから致し方ない。自宅で起床後などに計った場合はおおむね上が百二十前後、下が八十前後と、それほど気になる値ではない。ただ、眼科検診の眼底検査でも動脈硬化は指摘され、高めの血圧と相まって、心筋梗塞、脳梗塞等々の危険性も現実問題として意識する必要はありそうだ。
 コレステロールの値は、十年ほど変化がない。偏った食事を取っているつもりはないが、飲酒は既に五十年近く続いているので、これが数値に悪影響を及ぼしているのだろう。しかし飲酒は最たる趣味のひとつ。大酒はやらないとしても、香りや喉越しを楽しみつつ、旨い肴をやる晩酌は生涯やめるつもりは毛頭ない。
 さて、今回最も気になったのは視力の低下だ。左右とも0.6と判定されたが、右目の低下は自覚できるほどのレベルで、遠くのものがぼやけて見え辛く、特に車の運転の際、夜の高速道路が怖いと感じるようになった。テールライトの赤がぼやけて膨らみ、距離感も掴み難い。とにかく目が疲れ、集中力が散漫になる。素人診断だが、恐らく乱視も入っているのだろう。
 写真をやるにも絵を描くにも目は大事。一度眼科で診てもらった方がいいかもしれない。

 高校時代の友人が膵臓癌、社長が肺癌、そして常連さんが膀胱癌と、同年代が疾病軍の総攻撃を受けている。気の毒なことではあるが、加齢により防御力が減退しているので、侵略を跳ね返すことが難しいのだ。考えたくはないが、確実に人生のラストへ向かって進んでいるということであり、もちろん自分も同じ戦況にある。いつ被弾するのか、誤って地雷を踏むのか、はたまた核弾頭が飛んでくるのか、予断を許さない状況に変わりない。
 危険を掻い潜りながらの日々に必要なことは、情報収集と防御力の増大。健康診断により自分の強さと弱さを知り、更には強い体作りに励み、ある程度の攻撃なら跳ね返せるようになることが肝心。まさに戦争だ。


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