謹賀新年

akamaou720大晦日にいい調子で酒が進んだせいか、床を抜け出し時計に目をやったら、既に10時を回っていた。毎度のことだが、新年の幕開けは気怠さと共に始まる。
女房の用意してくれた雑煮とおせちを平らげた後は、ロックを連れ出し初散歩。外の空気を吸い込むと体が急速に覚醒していき気分が盛り上がる。大晦日の夜から寒気が入り込んでいるとのことだが、それほど気温は低くなく、散歩をするにはいいあんばいだ。ロックも同感だろう、リードを引っ張る力がいつもの倍だ。
人気のない街を見渡せば正月休みを実感でき、ポツリと芽生えた小さな余裕が、これまた小さな幸せを呼び起こす。

ー あれ、雪だ。

ふと窓に目をやると、いつの間にかどんよりとした雲が垂れ込め、僅かではあるがちらほらと白いものが舞っている。
こんな時は暖房を効かせた部屋の中が一番。年末に撮影した写真選びに没頭できそうだ。
そうと決まれば、あれを出そう。
切れ味最高の“赤魔王”と、昨日海老名SAで仕入れた鱗吉の“いわし揚げ”だ。
これで作業は間違いなく楽しくなる。


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