ワクチン接種・1回目

 6月17日(木)。ワクチン接種1回目に行ってきた。武蔵野市の会場接種初日である。
当初はかかりつけ医である武蔵野陽和会病院を希望していたが、電話予約があまりに熾烈だった。受付スタートした8日の14時ジャストに掛けてみても既に話し中で、その後受付終了の17時まで50回近くトライしたものの、全く繋がらないのだ。次第にばかばかしくなり、3日後、何気に電話してみたら、すんなり受付嬢が出た。

「ワクチンの予約をしたいのですが」
「診察券番号と接種券番号をお願いします」

 手元に広げて準備していたので、滞りなく伝えると、

「受付は可能ですが、1回目は7月20日以降になります」

 ずいぶんと先だ。

「だったら、会場接種の予約をした方が早いのかな」
「ん~~、と、思いますね」

 いったん電話を切り、作戦を練り直した。市内の接種可能医院のリストをもう一度丹念に確認してみると、なんと武蔵野第五小学校の先にある小森病院が、かかりつけでなくても受付可との記載があったのだ。さっそく掛けてみると、普通に繋がった。

「ワクチンの予約、できますかね」
「できます。ただ最初が7月25日になりますが」

 ここも駄目だ。医院で接種したい人は想像以上に多いのかもしれない。しょうがないので、希望だったかかりつけ医接種から会場接種にスイッチ。予約開始の6月15日(火)午前9時を待つことにした。

 当日。職場へ早めに出社すると、PCを起動、接種券を目の前に広げる。スマホの“時計”を開いて、9時ジャストを狙うのだ。武蔵野陽和会病院の電話予約騒動が脳裏をよぎったので、緊張感は否応なしに高まった。

―チッチッチッ~~!

 電光石火の左クリックが始まった。人差し指のだるさに耐えること7秒間。パッと申し込み画面が出たときの嬉しさったらない。暫し見つめてしまったほどだ。気を取り直して必要項目の入力にかかる。受付可能日の選択を見ると、やった!初日である6月17日の15時30分と16時にまだ空きがあるではないか。17日は木曜、ちょうど職場の定休日に当たる。これはラッキー☆

 接種会場は武蔵野市民体育館。コロナ禍になるまではよく通っていた市民プールの隣である。駐輪場に自転車を置くと、さっそく会場へ。
入口を通過するとすぐに男性スタッフが近づいてきて、バインダーを渡された。これに予診票、接種券、身分証明を挟んでおけとのこと。両手のアルコール消毒と検温を済ませると、左側にあった控室に通された。ざっと見まわして50名ほどの接種希望者が、設置されたパイプ椅子に腰かけている。すぐに女性スタッフによる接種までの流れの説明が始まった。特に予診票の未記入が多いことを指摘、これがあることで流れに滞りが出てしまうので、しっかりと確認して欲しとのことだった。ただ相手は爺さん婆さん、何度説明しても理解できそうにない人が多そうだ。案の定、スタッフ2名が一人一人の予診票を確認し始めた。

「それでは40番から49番の札をお持ちの方、ご案内します」

 最初に渡されたバインダーには赤い番号札がついていた。控室を出ると、接種エリアに入る。書類受付~問診と流れ、気が付けば注射器を持った女医さんが目の前に。

「はい、捲ってくださ~い、腕はだら~んとして」

 身構える間もなく、プスッ。手慣れたものだ。痛みは普通の注射。きついのではないかと若干ビビっていたからホッとした。接種後は2回目の日時確認と接種後の注意事項の説明があった。そして最後は副反応が出た場合の対策として15分間座って待機させられた。トップの写真がそれ。
それにしても今回の接種、ちょっと感動である。徹底した予行演習のたまものだろう、てきぱきとした対応とリズム感よく流していく様には、本当に頭が下がる。これなら2回目も安心して受けられそうだ。


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