TR-1 タイヤ交換

早いもので、通勤の足を米国GT社のNOMADから、カナダ・ルイガノ社のTR-1に替えて10カ月が経った。
当初はポジションが合わなく、サドルやハンドルの位置を上だ下だ、前だの後ろだのと、様々な試行錯誤を繰り返し、やっと落ち着いたのは一ヶ月後。完璧にはならなかったが、あとは慣れるしかないと、通勤をメインに休日の足として積極的に利用した。今ではしっくり感も得られ、NOMADの後釜として大活躍中である。

4日前。仕事が終わり家路を急いでいると、微かだが後輪から違和感が伝わってきた。路面は殆ど平らなのに、周期的にトントンと突き上げるような気がしたのだ。空気を補充したばかりなので、シビアに凹凸を拾っているのだろうと、この時は深く考えずにそのまま自宅まで走り続ける。
ところが翌日。職場へ行こうとTR-1を引っ張り出すと、押して歩いているだけでタイヤの異常が分かるのだ。よく見るとトレッドの一部が膨らんで変形している。
このまま走るのはどう考えても無謀なので、仕方なくこの日は車で出勤。

「チューブじゃなくて、それタイヤですよ。タイヤの繊維が広がっちゃってますね」

うちのメカニックが断言した。
すぐにタイヤを手に入れなければと、ヨドバシ.comで検索。ここは送料無料、しかも翌日配送可なので使い勝手は抜群だ。該当サイズである28Cを安い順に並べ替えると、IRCのJETTY PLUSが税込みで1,700円。迷わずこれに決定。 安価でも著名な国内メーカーなので一応安心。

届いたタイヤを早速取り付けようと、先ずは異常のきたしたチェンシンタイヤをリムから外すと、なるほどメカニックが言ったとおりの状態だ。裏側から見ると繊維が剥離している。
外側からチェックした時は、トレッドの真ん中に摩耗が見られ、その脇には小さい傷も2カ所あったので、フルブレーキングして車輪がロックした際にできた擦れかとも思ったが、よくよく考えればそんな覚えはない。
新品を装着して10か月、距離にすれば大凡1,500km強といったレベルなのに、このような劣化はどうしたものか。NOMADの時は2度ほどあさひでケンダのタイヤを購入し、その品質には十分満足していた。ケンダは台湾製、そしてチェンシンも同じく台湾製だから間違いはないと思っていたのだ。そもそもこの2メーカーは台湾を代表する著名な大企業である。
今回は個体差と思って諦め、新たに履いたJETTY PLUSの耐久性に期待することにした。


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