コロナ禍と井の頭公園

SIGMAの<24-105mm F4 DG OS HSM>は、ずばり言ってヘビー級。
それほど広くもない井の頭公園を歩いて一周すれば、装着したD600のストラップが肩に食い込み、お荷物感は満点である。シャキッとしない映り故、遂に見切りをつけたNikkor<AF 24-120/3.5-5.6 D>が懐かしく思われるほどだ。
それでもこれを持ち出さないと気が済まないのは、非常にシャープできりっとした画が切り取れることに他ならない。
解像度の高さは前述のNikkorとは比較にならないレベルにあり、レタッチへの耐性も極めて優秀である。
但、最テレ側にズーミングすると、たまにオートフォーカスが効かなくなるというトラブルがやや悔しいところ。
これからも末永く使っていきたいので、一度SIGMAのサービスへ出してみてもいいかなと考えている。

井の頭公園の紅葉はそろそろピークを迎える。
さっそく出掛けてみると、11月も半ばを過ぎたというのに異常とさえ感じる暖かさ。池を半周した辺りから一枚また一枚と上着を脱いでいく。カメラバッグはダウンベストと長袖Tシャツで満杯だ。
それにしてもコロナ禍が再拡大しているという状況下にもかかわらず、この公園には人を呼び寄せる力があるようだ。一時かなり目についた外国人こそ数は減ったものの、見渡せば老若男女問わず多くの人が訪れていて、公園内は活況溢れんばかり。殆どの人々はしっかりマスクを着けているが、その笑顔に危機感は感じられない。
但、コロナの猛威があろうと季節は間違いなく巡ってくるわけで、公園を散歩しながらこの鮮やかな秋色を愛でれば、誰だって心和むこと請け合いである。


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