頭を抱える事態 その5

緊急事態宣言の延長で企業倒産が更に加速するという。
帝国データバンクによれば、4月末までに100件を超える倒産が確認されていて、業種別上位は「旅館・ホテル」(27件)、「飲食店」(11件)、「アパレル・雑貨小売」(9件)となっているが、これは実感として伝わってくる。
外出自粛とは言え、家の中にずっといれば気分も塞ぐし体も鈍る。
てなことで休日には女房と散歩をすることが多い。そんな折には道すがらのランチを楽しんでいる。たまに外のものを食したくなるのは人情だ。
ところがだ、どこへ入ってもその客の少なさには驚くばかり。入店時刻は本来最も混雑する筈の12時~13時である。満席が100%だとして、くら寿司:30%、フォルクス:30%、バーミヤン:20%、七輪房:20%、ガスト:20%、いなば和幸:30%等々と、各店共々寂しい限り。尤も、羅列したのはどれも大手チェーンだからまだ耐え忍んでいるが、これが個人店だったら1~2カ月で店じまいだろう。
よく利用する職場近くの“膳と宴”では、10%にも満たない閑古鳥が続いているという。居心地のいい店なのに、これではどう考えてもお先真っ暗。寂しい限りである。
ウィルス封じをとるか、はたまた経済を優先させるか、政権にとっては正に究極の踏ん張りどころだろう。とにかくこれ以上中小企業を窮地に落とさない救援策を、最大限のスピードをもって施行してもらいたい。

リチャードの散歩コースにある竹林では、現在タケノコ狩りができるようだ。
但し案内看板を見ると、ここもコロナ禍のあおりを受けて、通常より少ない人数での予約制になっていた。
どこもかしこも、コロナコロナコロナで本当にうんざりだ。
先日、親しくしている方から、採りたてでしかも炊き上がったタケノコをいただいた。
女房がすぐに他の野菜と合わせて、煮物をこしらえたが、これがとびっきりの美味さ。
旬なものを新鮮なうちにいただけるってのは何よりのこと。
またまた酒が進んだことは言うまでもない。


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