読書好き

もはや趣味と言っていいほど、私は読書が好きだ。低予算でこれだけ楽しめる事など、他には見当たらない。
本が好きになったきっかけは、大学生の頃に遡る。
千葉県の津田沼にあるキャンパスには、三鷹駅始発の地下鉄東西線を利用した。西船橋まで行ったら総武線に乗り換えて二駅目だが、通学時間は優に1時間半を超えてしまう。但、東西線は端から端まで使うので、行きも帰りも座っていけるところが救いだった。
しかし、この貴重な時間を使って勉学に励むような学生ではなかったし、はたまたずっと音楽を聴いているのも能がないと思い、だったら安価で買える文庫本でも読んでやろうかと、最初に手に取ったのが“森村誠一”。たしか「魔少年」だったような気がするが、この一発目で大いに嵌り込んでしまったのだ。
「人間の証明」に至るまでに30冊以上の森村本を読破していて、自他共に認める森村ファンの一人となっていた。
大学を卒業して社会人になってからは、その忙しさ故に一時本から離れていたものの、20年ほど前、何がきっかけだったか定かでないが、突如また読書がしたくなり、“大沢在昌”の「毒猿・新宿鮫」を手に取ると、再び本の虜になってしまった。

私の読書タイムは出勤前の45分間。ほぼ毎日ベッドの中で、ストーリーワールドへ没入している。
昔はミステリーや刑事ものを好んだが、近年になって様々なジャンルへと興味が伸び始め、以前に増してその楽しさは拡大している。
以下はここ5年ほどで読んだ本のリスト。Feeling欄の○は私好みということで、他意はない。

作品著者feeling
1輪廻明野 照葉
2四日間の奇蹟浅倉 卓弥
3いつか、虹の向こうへ伊岡 瞬
4果つる底なき池井戸 潤
5下町ロケット
6重力ピエロ伊坂 幸太郎
7ゴールデンスランバー
84TEEN石田 衣良
9池袋ウエストゲートパーク
10眠れぬ真珠
11葉桜の季節に君を想うということ歌野 晶午
12号泣する準備はできていた江國 香織
13最悪奥田 英朗
14午前三時のルースター垣根 涼介
15ガラスの麒麟加納 朋子
16カタコンベ神山 裕右
17悪の教典貴志 祐介
18青の炎
19鷺と雪北村 薫
20柔らかな頬桐野 夏生
21ふがいない僕は空を見た窪 美澄
22アルキメデスは手を汚さない小峰 元
23隠蔽捜査今野 敏
24渡良瀬佐伯 一麦
25私の男桜庭 一樹
26ジャンプ佐藤 正午
27ビタミンF重松 清
28愛妻日記
29虚貌雫井 修介
30占星術殺人事件島田 荘司
31紅い記憶高橋 克彦
32マークスの山高村 薫
33襲名犯竹吉 優輔
34共喰い田中 慎弥
35海峡の光辻 仁成
36いなくなった私へ辻堂 ゆめ
37八日目の蝉角田 光世
38小さなおうち中島 京子
39苦役列車西村 賢太
40ユリゴコロ沼田 まほかる
41夢幻花東野 圭吾
42白夜行
43幻夜
44悪意
45DINER平山 夢明
46マイナス・ゼロ広瀬 正
47アクセス誉田 哲也
48世界でいちばん長い写真
49月と蟹道尾 秀介
50望郷湊 かなえ
51告白
52螢川・泥の河宮本 輝
53ダブル・ファンタジー村山 由佳
54星々の舟
55天使のナイフ薬丸 岳
56プラナリア山本 文緒
57クライマーズ・ハイ横山 秀夫
58パレード吉田 修一
59パーク・ライフ
60TUGUMI吉本 ばなな
61左手に告げるなかれ渡辺 容子

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